テンカラ

テンカラとは何ぞや
言葉の意味はさだかではないそうです。

一説にはテンでだめてんカラきしだめとかテンでなっとらん言う人もいますが、
定かではありません。 長野県の木曾地方では、昔からテンカラと称する伝統的な
渓流の毛鉤釣があるそうです。

要するに毛鉤でアマゴやヤマメを釣るのである。フライフィッシングじゃないかと
思われるでしょうが、そのとうりです。
日本古来のフライフィッシングなのである。


竿は普通1丈1尺(3.3m)から1丈2尺(3.6m)の長さのもので、竿と同じ長さのテーパーの道糸(レベルラインの人も)、それから約一ヒロのハリス、その先端に毛鉤 といたってシンプル
ただしやり方は各地各様色々あり、また各自各様に研究発展したやりかたでやっておられるようです。

左の写真は、テンカラ竿、毛鉤と入れ物、ライン、ハリス、それとこれらを入れるベスト  あとは偏光メガネ これだけあれば即釣りにいける。とっても簡単で早い。

竿はもう15年くらい使ってる。ハリスは50Mあれば3年はある。ラインも3年くらい使う。毛鉤は2年に1回30本くらいまいて使う。とっても経済的  しかしこの釣りは釣具屋さんにとっては魅力の無いものだろう。

 

俺のやり方は最初 故山本素石氏の名著 西日本の山釣を見て始め、その後
富士弘道氏の現代テンカラの本及びビデオで学習しまねている。
この釣り方の方が楽でアワセが良く効き釣果が伸びた。

初めてテンカラを見たのは、愛知県の奥 寒狭川の上流で、友人の親父さんの鉄砲仲間のおじさん家に渓流釣に行ったとき、「そろそろアメノウオは毛鉤に出るかな??」 と 家の庭から 2間半のガラスロッドに2号くらいのモノフィラメントのラインで、毛鉤をヒュンヒュンと、打つのを見たのが始めて
そのときはこんなんで,釣れるのかねと,思った。 おじさんは、雉の剣羽がどうの、こうのといっていたような記憶が?? そしてマッチ箱の小箱に入れた毛鉤を見せてくれた。 その当時はあまり興味が無かったので、どんな針か定かではないが胴にハックルと言うごく普通の針だった様な気がする。

その後は渓流つりには行くものの、毛鉤はやらなかった。ずいぶん日にちが経ってから、オリンピックの世紀と言うカーボンのテンカラ竿が、釣具屋にあったのでかみさんに無理を言って買ってもらった。
3万円くらいだったような気がする。その竿と、重い太いテンカラ用と言うライン、魚神毛ばり(6本セットで売っていた)を持って渓流に、もちろんえさ道具がメインだった。

4月中旬 島根県の八戸川の支流で、餌釣が思うように釣れずピーカンになったので、気分転換にテンカラ道具を持ち出し、浅い瀬の中にヒョイと、投げてみたのだった。  すると向こう岸の草の下から、ヤマメが、すばやく走ってきて毛鉤をくわえた。 小さいヤマメだったが、あの感動は今も忘れない。
帰り道,今度は広島県の大暮川に,立ち寄り、テンカラをやってみた。 この日は天候が良かったと見えてここでも、そこそこ飛び出してくれた。  すごく気を良くしてこの日から解禁日を、少し過ぎたら餌釣を、テンカラに切り替えた。 今ではほとんど餌釣はしない。  実は老眼が進み細仕掛けが、わずらわしくなったからでもあるのだが?

テンカラは水温7度以上あると大丈夫で9度以上の方が良く出る。ただし夏場の高水温はよくない。
4月初めのピーカンの日の,昼頃が最高にいい。ポカポカ暖かく川岸には,あちこちに大きなヘビが、日向ぼっこ こんな日が最高。  今年初めて人が入った川のように、アマゴが飛び出してくる。
ただ集中力が続ずかなくなるので、30尾も釣るとしんどくなってくる。 良くしたものでそのころになると風も出て本日の釣は,終了となることがほとんど。

テンカラの面白さはなんと言っても、勝負の早さ、目で見て合わせるに尽きると思う。老眼でも遠くの小さな毛鉤は不思議とよく見える。 ツヨシとの差は実にここにあるのだ。
ずいぶん前にテレビで、石垣なにがしと言う大学の先生が、ヤマメが毛鉤に食いついて放すまでの時間を、実験していたが、0.2秒くらいだった。 電光石火の早業がないと掛からないのである。
ところが実際は毛鉤の操作いかんによって,ゆっくり出て長く咥えたり、ひどいのは飲み込んだりする。
以前は毛鉤の操作で、魚を水面に出して釣るのが良いと思っていたが、最近は魚が、餌を食う位置と思われる筋を、自然に流すようにしている。 この方がゆっくり出てゆっくり食うようだ。ただ毛鉤は水中なので、水中が見えにくい場合は合わせに失敗することがままある。

私の針は、鶏のハックル(プリモスロックの羽根や白い羽根)とクリーム色のミシン糸で胴を作ったもの
以前はいろんな色の物を作ってみたが、魚よりも釣り人自身が釣れる気がするものでないと集中して釣りが出来ないので、迷わないように今はこれ1種類だけ  たいていどこでも釣れるし,つれない時は釣れない。これでいいのだ。

 

 

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